年末は「地獄」――知られざる物流カレンダーの現実! 休みゼロ「14%」、おせち・ケーキを年内必着で運ぶ重圧とは
年末は「地獄」、正月は「静寂」――。Azoop調査で年末年始に休みゼロのドライバーが14.2%に達した。物流の負荷は年始ではなく年内に集中する。正月が穏やかに見える理由と、2024年問題の制度的死角を読み解く。
調査結果が示した年末年始物流の全体像

Azoop(東京都港区)が全国のトラックドライバーを対象に実施した「年末年始の過ごし方」に関するアンケート調査は、華やかな祝祭の裏側で物流インフラが直面している峻烈な現実を浮き彫りにした。このインターネット調査には、155件の有効回答が寄せられている。
調査結果によれば、クリスマスから三が日にかけての12月24日から1月3日までの11日間において、すべて出勤・乗務予定であり、休みは一切ないと答えたドライバーは14.2%、人数にして22人に達した。さらに休みは1日だけという回答も2.6%の4人存在しており、世間が休暇に沸くなかで、
「十分な休息を確保できずにハンドルを握り続ける」
実態が確認された。この数字は、日本の越年準備を支えるための人的な余裕が、現場から完全に失われていることを示唆している。
また、前年の同時期に乗務経験がある131人を対象に最も忙しい時期を尋ねたところ、12月26日から31日の年末が48.9%で最多となり、12月24日から25日のクリスマス期間の42.0%がそれに続いた。対照的に1月1日から3日の年始は6.1%に留まり、物流の負荷が年内に極限まで集中する構造が明確になっている。