「すぐ劣化する」「使い物にならない」 中古EVは本当に“二束三文”なのか? 北欧1366台調査で明らかになった「バッテリー寿命の真実」

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スウェーデンで1366台のEV・PHVを調査した結果、10台中8台のバッテリーが元容量の90%以上を保持。中古EVの寿命や価値に対する懸念を覆し、長期保有でも経済的メリットが明確になった。

避けるべき使用習慣

リポート「大規模な電気自動車バッテリーテスト:ボルボとテスラがトップに」(画像:Kvdbil)
リポート「大規模な電気自動車バッテリーテスト:ボルボとテスラがトップに」(画像:Kvdbil)

 同社は車のバッテリーを最適に管理するためのポイントを五つ示している。

 まず、バッテリーを頻繁にフル充電しないことが重要である。日常では20~80%の範囲で充電し、100%充電は長距離ドライブの直前だけにする。

 次に、極端な暑さや寒さを避けることだ。暑い日には車を涼しい場所に駐車し、寒冷時の充電ではプレコンディショニング機能で車を予熱することで、バッテリーを温度変化から守る。

 急速充電も基本的に避ける。必要な場合もあるが、特に寒冷時はバッテリーへの負荷が大きくなるため、なるべく控えるべきである。

 車をフル充電したまま放置しないことも重要だ。0%や100%の状態で長時間駐車せず、2週間以上駐車する場合は40~60%程度に充電を留める。駐車中に作動するバックグラウンド機能もオフにすることでバッテリーを守れる。

 最後に、充電制限を設定する。たとえば80%に制限し、出発直前に充電が完了するようスケジュールする。ソフトウェアは常に最新に保ち、車のデジタルウェルビーイングも維持する。

 性能向上が著しいEVのバッテリーだが、これらの管理ポイントを押さえることで、さらに長く安心してEVに乗ることが可能である。

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