「すぐ劣化する」「使い物にならない」 中古EVは本当に“二束三文”なのか? 北欧1366台調査で明らかになった「バッテリー寿命の真実」
スウェーデンで1366台のEV・PHVを調査した結果、10台中8台のバッテリーが元容量の90%以上を保持。中古EVの寿命や価値に対する懸念を覆し、長期保有でも経済的メリットが明確になった。
ブランド別SoHランキング

同社の調査チームは、スウェーデン国内で登録されたEV1366台(バッテリー電気自動車〈BEV〉723台、PHV643台)を対象に、
「バッテリーの健康状態(State of Health、SoH)」
を評価した。どのブランド・車種が長期にわたり優れたバッテリー性能を維持しているのかに注目が集まった。なおスウェーデン市場では、日本車は比較的マイナーな存在である。
集計の結果、起亜のバッテリーSoHは非常に良好で、BEV・PHVの両カテゴリでトップに立った。ボルボはBEVで1モデル、PHVで2モデルがランクインしている。テスラ・モデルYも起亜に次ぐ良好なSoHを示した。
使用済みバッテリーの性能が優れていたブランドのトップ10は、
・起亜
・アウディ
・オペル
・テスラ
・メルセデス
・プジョー
・ボルボ
・BMW
・フォルクスワーゲン
・シュコダ
の順であった。ブランドごとの差はあるものの、全体としてバッテリーは想定よりも良好な状態を維持しており、従来の懸念を覆す結果となった。
レビュー対象の79%の車が、Kvdbilの三つ星評価システムで最高評価を獲得した。この“最高”はSoH90%以上を意味する。つまり、10台のEVのうち8台は元のバッテリー容量の90%以上を保持していたことになる。