新型デリカミニ販売好調――なぜ「高額装備」「4WD」が売れるのか? 最上級7割が示す都市購買層の新潮流
三菱自動車の新型デリカミニは予約1万台を突破し、月販目標4千台を大きく上回る好スタートを切った。最上級グレードが7割を占め、都市部購入者の質重視志向と走行性能への関心が、軽市場の価値軸を価格中心から装備・性能重視へと変化させつつある。
長期使用前提の価値提案

最上級仕様「デリマルパッケージ」は、
・グーグル搭載インフォテイメントシステム
・3Dマルチアラウンドモニター
を標準装備する。先進運転支援「三菱 e-Assist」には、軽自動車初の後側方衝突防止支援システムや後退時交差車両検知警報システムを搭載した。これらをパッケージ化することで、オプション選択の手間を省き、上位仕様への誘導に成功した。
さらに、コネクテッドサービス「三菱コネクト」の通信費は
「10年間無料」
とした。維持費負担を平準化する長期使用前提の価値提案が、高額価格帯への正当性を支えている。残価設定型クレジット(残クレ)では、オプション費用を残価に組み込む仕組みを採用し、月額支払いの安定化が上位仕様選択を後押ししている。