新型デリカミニ販売好調――なぜ「高額装備」「4WD」が売れるのか? 最上級7割が示す都市購買層の新潮流

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三菱自動車の新型デリカミニは予約1万台を突破し、月販目標4千台を大きく上回る好スタートを切った。最上級グレードが7割を占め、都市部購入者の質重視志向と走行性能への関心が、軽市場の価値軸を価格中心から装備・性能重視へと変化させつつある。

4WD比率に見る走行性能志向

三菱自動車のロゴ(画像:EPA=時事)
三菱自動車のロゴ(画像:EPA=時事)

 三菱自動車の軽自動車販売を地域別に見ると、

・関東
・中部
・近畿

など都市部に集中している。デリカミニの購入者も大都市圏が中心で、最上級グレードの比率を押し上げた。装備にこだわる層に対して高い訴求力を発揮している。

 さらに四輪駆動(4WD)車は受注の5割を超えた。4WDの需要は従来、北海道や東北など寒冷地で根強いが、実際の販売地域を見ると寒冷地比率は高くない。分析すると、大都市圏の購入層が求めるのは寒冷地志向ではなく、

「高速移動や遠距離移動での安定性」

であることがわかる。新型デリカミニは走行性能を重視して設計され、走りへの関心が購入意欲を支えている。

 軽市場で従来優先されてきた価格重視の価値観は、デリカミニによって新しい価値観に置き換わりつつある。これはスーパーハイトワゴン市場で起きている消費行動の変化を象徴する出来事である。

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