「見た目は倉庫」わずか7年で約120店舗、国道沿いにズラリと並ぶ「謎の建物」の正体

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デベロップはコンテナホテル「HOTEL R9 The Yard」シリーズの118店舗目となる勝浦店を開業し、累計128店舗に達した。建築用コンテナで独立した客室を持ち、有事には被災地に移設可能な「レスキューホテル」としても機能する。同シリーズは郊外幹線道路沿いに立地し、空白地帯を開拓する成長戦略を加速。第三者割当増資やエイチ・アイ・エスとの資本提携で財務基盤を強化し、全国出店攻勢を続ける。

コンテナホテル独走と潜在ライバルの存在

デベロップのウェブサイト(画像:デベロップ)
デベロップのウェブサイト(画像:デベロップ)

 トレーラーハウスなどを含め、広い意味では「移設可能で1室ごとに独立した客室」という構造自体は同社以外にも存在する。ただし、多くはキャンプ場併設や既存施設の別棟として設置されるケースが中心だ。単体で設置する場合でも、1~2棟規模の小規模な事例が多い。

 また、同シリーズがビジネスホテル寄りの路線であるのに対し、他の事例は観光・レジャー寄りの運用が中心となる。「HOTEL R9 The Yard」に近い例としては、ヒーローライフカンパニーが展開するトレーラーハウスシリーズ「Trail inn Hotel」がある。16店舗と1店舗(2025年11月時点)を展開している。

 客室の形状は異なるが、ロードサイド立地で独立客室が並ぶ外観や、一部自治体との協定締結などの点では「HOTEL R9 The Yard」に酷似している。ただし、立地はパチンコ店やホームセンター、ドライブイン駐車場の一角など、独自の戦略を取っている。

 現状では店舗数で「HOTEL R9 The Yard」に及ばない。しかし、立地戦略次第では、今後シリーズを猛追する可能性を秘めている。

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