ANAとJALが「推し活」対決? 市場規模3.5兆円、アイドル・アニメの“遠征”需要で地域経済に新風か

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推し活人口は1384万人、年間支出は1人平均25万円、国内市場は約3.5兆円規模に達する。ANAやJALはリアル・バーチャルの推し体験を軸に、地方誘客や周辺サービスを巻き込み、新たな航空収益モデルを模索している。

推し活人口は1384万人

アイドルグループを誘致したANAのツアー(画像:ANAあきんど)
アイドルグループを誘致したANAのツアー(画像:ANAあきんど)

 マーケティング会社CDGとメディア運営のOshicocoが2025年1月に発表した第2回推し活実態アンケートによると、推し活人口は約1384万人で、前年から250万人増加した。特に30代前半の女性で増加が顕著だった。

 推し活に1年間でかけた金額は、ひとりあたり

「平均25万5035円」(2万1253円/月)

に上る。出費の内容は幅広く、

・遠征
・公式グッズ

が特に増加傾向にある。推し活人口1384万人が平均額25万円を支出した場合、日本全体では約3.5兆円に達する計算になる。

 調査は15歳~69歳の日本在住男女2万3069人を対象に実施された。総務省の2025年1月人口推計をもとに性別や年代を加味して集計している。なお、調査主体者はそもそも推し活をビジネスにしている事業者であるため、数値は多少割り引いて考える必要がある。しかし、グッズ購入に加え「遠征」が大きなウエイトを占めることは想像に難くない。

 ひとりあたり年間25万円、日本全体で3.5兆円という金額の信ぴょう性はさておき、ANAやJALがこの市場で注目されるのは必然的である。特に「遠征」という消費行動は、航空会社の誘客戦略と直結しているからだ。

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