北陸新幹線延伸「反対・再考」72%! 「小浜・京都ルート」は京都府の民意を失ったのか? 参院選「推進派トップ」辛勝を考える
小浜・京都ルートを争点に揺れた参院選京都選挙区で、推進派の西田氏が約19万票で辛勝。だが延伸支持の得票率は27.69%にとどまり、計画への逆風は強まるばかり。自民党は過去最低の39議席に沈み、石破首相の異例の続投が政権の正当性とインフラ政策に深刻な影を落としている。
過半数割れが招く延伸政策の漂流

小浜・京都ルート推進派が京都府民の懸念解消に向けて頭を痛めるなか、石破首相の続投表明は混迷に輪を掛けそうだ。参院選の自民党39議席、公明党8議席は記録的な惨敗。2024年の衆院選に続いて与党過半数割れを招いたのに、石破首相は記者会見で「国政に停滞を招いてはならない。比較第一党の責任を果たす」として退陣しない考えを示した。
ここまで議席を減らしながら、続投するのは極めて異例。どんな理由を並べても、国民の目には首相の椅子にしがみついて離れようとしないように見える。石破首相に「ノー」を突き付けた国民の怒りは頂点に達した。このままでは石破首相の存在自体が国民の反発を買い、新幹線延伸など国の施策の足を引っ張る状況になりかねない。
自民党内では、西田氏をはじめ、大阪府連の青山繁晴会長、山口県連の友田有幹事長らが公然と退陣を求めている。自民党の党則には、国会議員と都道府県連代表の過半数が求めれば、総裁選を実施できるとした規定があり、内部から引きずり降ろされる可能性もある。
苦境を打開できるとすれば連立の組み替えだが、野党の代表は参院選後のインタビューでそろって与党入りを拒む姿勢を見せた。立憲の野田佳彦代表は内閣不信任決議案の提出も「当然、視野に入ってくる」と述べている。