北陸新幹線延伸「反対・再考」72%! 「小浜・京都ルート」は京都府の民意を失ったのか? 参院選「推進派トップ」辛勝を考える
小浜・京都ルートを争点に揺れた参院選京都選挙区で、推進派の西田氏が約19万票で辛勝。だが延伸支持の得票率は27.69%にとどまり、計画への逆風は強まるばかり。自民党は過去最低の39議席に沈み、石破首相の異例の続投が政権の正当性とインフラ政策に深刻な影を落としている。
途中経過が二転三転の大接戦

近くの下京区役所には期日前投票に向かう人たちを見かけた。掲示板で立候補者のポスターを眺め、投票所へ向かった自営業の男性は
「気になるのは新幹線。小浜・京都ルート以外を検討する候補者に投票する」
店員の女性は「新幹線延伸は嫌やけど、やはり西田さんが頼りになる」と話した。
翌日夜の開票は、敦賀市から滋賀県米原市に向かう米原ルート検討を訴える日本維新の会新人の新実彰平氏が約33万3000票を集めて早々と当確を決めたあと、西田氏と延伸自体に反対する共産党現職の倉林明子氏が最後の1議席を争う展開に。途中経過が発表されるたびに2、3位が入れ替わる接戦に支持者らは一喜一憂を繰り返した。
京都市中京区の西田事務所に吉報が届いたのは未明になってから。2019年の前回、約42万票を集めた西田氏が
「約19万票」(約55%減)
まで票を減らしたのに対し、倉林氏は約16万4000票。約2万6000票差という薄氷の勝利だった。だが、西田氏の当選で新幹線延伸が前に進むとは思えない。