「上から目線がウザい」 自動車ディーラーに女性44%が不満――根強く残る「男社会」と「ローン差別」の実態、海外調査で考える

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自動車購入の現場は依然として男性中心で、女性の約半数が「男性向け設計」と感じている。調査では女性の44%が販売店で上から目線の対応を経験し、6割が購入プロセスの不公平を指摘。さらに米国では女性が男性より平均0.6%高いローン金利を課される実態も明らかになった。業界全体で見えにくい構造的な壁を認識し、購買体験の公平化が急務である。

女性の自動車購入が難航する理由

自動車ディーラーの説明を受ける人のイメージ(画像:写真AC)
自動車ディーラーの説明を受ける人のイメージ(画像:写真AC)

 自動車ディーラーは、依然として“マッチョ”な男性社会なのか――。女性の多くは、自動車販売店であまり快い経験をしていないようだ。

 フランスの自動車ブランド、シトロエンが発表した調査によると、女性の約半数が「車の購入体験は男性向けに設計されている」と感じている。販売店のショールームでの商談を快適と答えた女性は、わずか25%にとどまった。

 シトロエンUKが実施した調査(対象7500人超)でも、女性回答者の48%が「販売店の接客は男性を中心にしている」と回答。ショールームで「気軽に相談できる」と答えた女性は全体の4分の1に過ぎなかった。

 さらに、女性が女性スタッフに相談を求める可能性は、男性スタッフの4倍に上る。多くの女性にとって、自動車販売店では女性スタッフによる対応のほうが安心感を持てるのが実情だ。

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