「上から目線がウザい」 自動車ディーラーに女性44%が不満――根強く残る「男社会」と「ローン差別」の実態、海外調査で考える

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自動車購入の現場は依然として男性中心で、女性の約半数が「男性向け設計」と感じている。調査では女性の44%が販売店で上から目線の対応を経験し、6割が購入プロセスの不公平を指摘。さらに米国では女性が男性より平均0.6%高いローン金利を課される実態も明らかになった。業界全体で見えにくい構造的な壁を認識し、購買体験の公平化が急務である。

女性客44%が感じた違和感

プレスリリース「シトロエンは、女性の約半数が自動車購入は男性向けであると回答している一方で、自動車ショールームでくつろげると感じているのはわずか25%であることを明らかにした」(画像:ストランティス)
プレスリリース「シトロエンは、女性の約半数が自動車購入は男性向けであると回答している一方で、自動車ショールームでくつろげると感じているのはわずか25%であることを明らかにした」(画像:ストランティス)

 女性ドライバーの44%が、自動車販売店で「上から目線の対応を受けた」と感じた経験があると回答している。

 とくに若年層の女性で困惑する声が目立つ。17~24歳の女性のうち、20%が「販売店で相談することに抵抗を感じた」と回答。さらに55%が「スタッフに見下されたと感じたことがある」としている。

 自動車ブランドのウェブサイトにおける多様性も重視されている。女性ドライバーの77%が「多様性は重要」と答え、64%が「女性にとって見やすく親しみやすいウェブサイトや広告が重要だ」と述べている。

 シトロエンUKのマネージングディレクター、グレッグ・テイラー氏はこう語る。

「シトロエンはお客様ひとりひとりを大切にし、実店舗でもオンラインでも、シトロエンをご利用いただいたすべてのお客様に快適なお買い物体験を提供できるよう尽力しています。私たちはシトロエンにご関心をお持ちのすべてのドライバーの皆様に、常にアクセスしやすい環境づくりに努めています」

 シトロエンのコンパクトカーは女性層にも支持されている。フランス語で「車(voiture)」が女性名詞であることも、同国におけるクルマ観の違いに影響しているのかもしれない。そう考えると、シトロエンの販売スタイルから学ぶべき点は少なくない。

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