キッチンカーを襲う「出店場所がない」問題──営業許可を取ってもなぜ出せないのか?
制度は整っていても、現場では通用しない――。キッチンカー参入を阻むのは、複雑な許認可と自治体ごとの運用差。約200件の認定実績を持つPark-PFIや大阪府の制度改正など、追い風もあるが、カギを握るのは「地道な現場対応力」だ。
根回し重視の申請成功メソッド

安定的に出店を続ける事業者には共通の特徴がある。
まず、時間帯の選び方が挙げられる。交通量が少ない早朝や夜間を選び、交通への影響を最小限に抑えている。これにより、警察や自治体の懸念を軽減しているのだ。
次に、許可申請の前段階で条件をすり合わせる手法も多い。書類上の根拠だけでなく、現場の関係者と事前に話を通す根回しを重視した戦略である。
また、出店場所に対する柔軟性も重要だ。人気エリアやイベントに固執せず、住宅地や平日の穴場を狙い、許可のハードルを下げている。さらに、現地に足を運び、管理機関と直接会って対話する
「現場主義」
を徹底している点も大きい。こうした地道な努力の積み重ねが成功のカギとなっている。