運送業に関する実態調査 半数以上の経営者は「ドライバーの健康管理」を最も気にしていた!【2022年調査結果】

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中国の大手防犯カメラメーカーが20日、「ドライバー管理」に関する調査結果を発表。運送業の経営者・役員がAI技術やデータ活用による経営改善に期待していることが判明した。

AI技術などによる「経営改善」に期待大

サービスエリアに停車するトラック(画像:写真AC)
サービスエリアに停車するトラック(画像:写真AC)

 また、53.0%の運送業の経営者が、「AI(人工知能)技術」「データ活用」による経営改善に期待できるとし、「AI技術」「データ活用」が

・ドライバーによる事故防止(79.2%)
・衛星利用測位システム(GPS)でのトラックのマップ管理(56.6%)
・事故発生後の迅速な証拠提出(49.1%)
・AI技術による社員の健康管理(37.7%)
・貨物室にカメラを搭載することによる盗難防止(24.5%)
・貨物室のドアロック(7.5%)
・その他(7.5%)
・わからない/答えられない(3.8%)

などの観点から役立つとした。

 さらには、75.0%の経営者が、客観的データを活用し、経営改善・効率の改善を進めていく必要があるとした。

 調査を行ったダーファ社は今回の結果を受けて、

「以前から運送業におけるドライバーの人材不足が訴えられていましたが、コロナ禍で運送業の需要の拡大によって課題はさらに深刻化しています。さまざまな業種においてDX推進が叫ばれている中、運送業の経営者からもドライバーや車両の管理をDXさせ、企業の課題解決に臨みたいという声が多く上がりました。ドライバー不足が目立つ業界において、いち早くAI技術・客観的データを活用することが、経営改善・効率の改善や、さらにはドライバーの負担軽減につながるのではないでしょうか」

とコメントしている。