高速道路の「謎の数字」、いったい何の意味? 地味だけど超~重要なワケ
高速道路の“住所”とも呼ばれるキロポストが、事故対応からインフラ管理まで幅広く機能を拡張している。クラウド映像との連携で維持管理を効率化し、2040年に22%の人手不足が見込まれる現場に新たな解を提示。目立たぬ標識が、今や社会課題の最前線に立っている。
情報を発信する際にも大活躍

キロポストは、道路に関する情報を発信する場面でも役立つ。たとえば事故や落下物を発見した際、同乗者が通報するか、サービスエリアに停車してドライバーが通報することになる。このときは「#9910」を利用すれば、道路の異常を報告できる。
通報では、危険がどの地点で発生しているかを正確に伝える必要がある。しかし、高速道路に精通していない限り、具体的な場所を説明するのは難しい。目印のない道路上では、位置の特定が困難だからだ。
こうした場合でも、付近のキロポストの数字を記憶しておけば「〇〇キロポスト付近」と簡潔に伝えられる。通報を受けた交通管理隊や警察は、すぐに位置を把握できるため、現場対応が迅速になる。
また、自車にトラブルが発生した場合や、あおり運転などでやむを得ず停車した場合にもキロポストは有効だ。正確な位置を伝えることで、自分自身だけでなく周囲の安全確保にもつながる。キロポストは、迅速な初動対応を支える情報インフラといえる。