高速道路の「謎の数字」、いったい何の意味? 地味だけど超~重要なワケ

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高速道路の“住所”とも呼ばれるキロポストが、事故対応からインフラ管理まで幅広く機能を拡張している。クラウド映像との連携で維持管理を効率化し、2040年に22%の人手不足が見込まれる現場に新たな解を提示。目立たぬ標識が、今や社会課題の最前線に立っている。

位置情報伝達の利便性

高速道路を運転する様子(画像:写真AC)
高速道路を運転する様子(画像:写真AC)

 キロポストが安全運転に貢献する理由は、重要な位置情報を提供している点にある。すなわち、自分が道路上のどこにいるかという情報だ。この情報は、道路に関する各種情報を受信・発信する際に不可欠となる。

 事故や災害、気象状況などの情報を受け取る際には、発生地点とともに、自車の現在地を正確に把握する必要がある。例えば、大雨による速度規制が5km先にあるのか、50km先にあるのかで、ドライバーの行動は大きく変わる。

 高速道路上の主要な情報源であるハイウェイラジオでは、キロポストを用いたアナウンスが頻繁に行われている。例えば

「〇〇キロポスト付近で事故」
「〇〇キロポストを先頭に5kmの渋滞」

といったかたちだ。運転中は文字情報の確認が難しいが、キロポストの意味を理解していれば、路肩の標識を見るだけで自分の位置を把握できる。これにより、より的確な判断が可能になる。

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