新幹線の自由席は「2号車」を選ぶべき根本理由
東海道新幹線「のぞみ」自由席が3→2両に削減されるなか、快適な移動の鍵は“空いている車両”の見極めにある。実は座席数100の2号車は、動線と設備配置の妙から空席率が高い「狙い目」だ。混雑緩和の裏に潜む設計ロジックに迫る。
自由席選びの新常識

新幹線の自由席を利用する際、できるだけ座って移動したいと考える人は多い。特に繁忙期や週末は自由席の混雑が激しく、立ちっぱなしで目的地まで向かうケースも少なくない。
だからこそ、どの車両が比較的空いているのかという情報は、快適な移動を実現するうえで重要な手がかりとなる。
そのなかで「2号車は穴場」といった声を耳にしたことがある人もいるだろう。
では、なぜ2号車は他の自由席車両に比べて乗客が少ないのか。本稿では、その背景について考察する。