新幹線の自由席は「2号車」を選ぶべき根本理由

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東海道新幹線「のぞみ」自由席が3→2両に削減されるなか、快適な移動の鍵は“空いている車両”の見極めにある。実は座席数100の2号車は、動線と設備配置の妙から空席率が高い「狙い目」だ。混雑緩和の裏に潜む設計ロジックに迫る。

自由席選びの新常識

新幹線N700Sの座席(画像:写真AC)
新幹線N700Sの座席(画像:写真AC)

 新幹線の自由席を利用する際、できるだけ座って移動したいと考える人は多い。特に繁忙期や週末は自由席の混雑が激しく、立ちっぱなしで目的地まで向かうケースも少なくない。

 だからこそ、どの車両が比較的空いているのかという情報は、快適な移動を実現するうえで重要な手がかりとなる。

 そのなかで「2号車は穴場」といった声を耳にしたことがある人もいるだろう。

 では、なぜ2号車は他の自由席車両に比べて乗客が少ないのか。本稿では、その背景について考察する。

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