ウクライナ侵攻、ロシア軍の苦戦原因は「中国製の安いタイヤ」だった?
ロシア軍が使用したタイヤが、中国製の格安のものだったと世界の専門家が指摘している。いわく「戦場で極めて評判の悪いタイヤ」であるという。
一方、自衛隊はどうか
さてスタックしている、パーンツィリ-S1という対空ミサイルシステムだが、1台のコストが15億円以上とされている。これが1本数万円のタイヤのおかげで機能不全になるのは皮肉である。
兵器は高性能で高価なものに、どうしても注目が集まる。しかし今回は、タイヤというあまり目立たない部分をぞんざいに扱えばとんでもないしっぺ返しを食らうということが証明された。
振り返って自衛隊はどうだろうか?
こちらも新兵器という「高価なおもちゃ」への関心は高いものの、弾薬などの備蓄などの地味な部分が弱く、弾薬は3日分しか無いとよくやゆされる。筆者は、タイヤなどの「縁の下の力持ち」的な重要部品が正面装備のコスト高のあおりを受けて、コストダウンの妙な圧力を受けないことを希望する。
もちろん軍用タイヤだけでなく、私たちが日常使う民生用のタイヤも、車に取って最も重要な部品のひとつであることは忘れてはならない。