中国EV、低価格戦略の終焉? シャオミ赤字「1台90万円」という現実! 補助金縮小…持続可能な成長は可能なのか?

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中国EVメーカーは低価格戦略で急成長を遂げたが、その背後には政府の補助金や低コスト構造がある。この戦略が続く限り、短期的には市場シェア拡大が見込まれるが、持続可能な成長には政府、企業、消費者の協力が不可欠だ。赤字を抱える企業も多く、過度な価格競争が業界に悪影響を与えかねない。

中国EV市場の歪んだ競争

EV(画像:Pexels)
EV(画像:Pexels)

 中国政府はEV産業を国家戦略として支援しており、国内のEVメーカーのみならず、電池メーカーやサプライチェーンにも多額の補助金を投入している。この取り組みにより、製造コストは大幅に引き下げられた。しかし、これは市場原理に基づく競争とはいえず、政府が競争環境を歪めている結果だ。中国のEVメーカーの台頭は、グローバル市場では不公平なものと見なされることが多い。

 さらに、政府の補助金に依存するビジネスモデルは、企業の持続的な成長を難しくする。もし補助金が撤廃されれば、すでに多くの企業が赤字を抱えており、業界全体が崩壊する恐れがある。実際、中国政府は2019年から補助金を段階的に縮小し、その結果、2020年のEV販売はマイナス成長に転じた。この経緯は、補助金依存の業界体質の危うさを示している。

 政府の手厚い支援策は、グローバル市場で不公正競争と見なされることが多い。このような状況が続けば、長期的に国際的な批判を招き、輸入規制強化などの形で反発を受ける可能性がある。

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