EV革命? 「BYD」遂にゲームチェンジャーに? 5分充電で400km走行可能、テスラ超え、VW超え、トヨタも戦々恐々? 覇権争奪戦勃発か

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BYDは、2023年に427万台の販売を達成し、世界第6位に躍進。新技術「スーパーeプラットフォーム」で、充電時間を5分に短縮し、EV市場に革命を起こす可能性が高まった。この革新は、BYDがEV業界をリードするカギとなり、競争環境を一変させる。

革新的な新技術でEV市場変革

BYD・漢(Han)L(画像:BYD)
BYD・漢(Han)L(画像:BYD)

 中国の大手電気自動車(EV)メーカー、比亜迪(BYD)は、世界市場で大きな躍進を見せている。2023年の販売台数は427万台に達し、ホンダや日産を抜いて世界第6位となった。この結果、2023年に初めてトップ10入りを果たした2022年の302万台から大幅に増加した。今年の2月には新車販売が前年比164%増の32万台超となり、中国の新エネルギー車市場で首位を維持し、その地位をさらに強固なものにしている。

 ブルームバーグによると、2025年3月18日、BYDの株価は香港株式市場で一時6%上昇し、時価総額は約1620億ドル(約24兆円)に達した。この時価総額は、フォード、ゼネラル・モーターズ(GM)、フォルクスワーゲン(VW)の3社の合計を上回ったという。

 BYDの株価が急騰した背景には、革新的な新技術

「スーパーeプラットフォーム」

の発表がある。この新プラットフォームは、わずか5分間の充電で約400kmを走行できるというもの。EVの最大の弱点であった充電時間の問題を解決し、ガソリン車並みの利便性を実現する画期的なシステムであり、今後EV普及の決定的な要因となる可能性がある。

 本稿では、BYDの最新技術「スーパーeプラットフォーム」を解説し、この新技術がEV市場に与える影響や競争環境の変化、さらに今後のEV市場の展望について詳しく掘り下げる。

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