コミュニティーバスをより魅力的にするには、一体何が必要でしょうか?【連載】町バスに乗って(1)

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都内を巡るコミュニティーバス。安価で気軽に乗れるツールとして人気だが、課題点が無いわけではない。

位置ゲーのためにめぐりんを活用

「ドラゴンクエストウォーク」のウェブサイト(画像:スクエアエニックス)
「ドラゴンクエストウォーク」のウェブサイト(画像:スクエアエニックス)

 こうして筆者はめぐりんを利用するようになったわけが、その後、利用頻度はさらに高くなった。なぜなら、足が悪くなり歩くのが大変になったので、それまでやっていた位置情報ゲーム「ドラゴンクエストウォーク」をやるためにめぐりんを使うようになったからだ。

 めぐりんの路線は次の五つがある。

・北めぐりん(浅草回り)
・北めぐりん(根岸回り)
・南めぐりん
・東西めぐりん
・ぐるーりめぐりん

 それまで決まった路線だけに乗っていたが、ドラゴンクエストウォークのために1週間ですべての路線に乗ることもあった。もともと自由業ということもあり、乗る時間もさまざま。そんななか、分かってきたことがいくつかあったのだ。

老若男女問わず利用

「めぐりん」の内部(画像:下関マグロ)
「めぐりん」の内部(画像:下関マグロ)

 路線にもよるが、朝や夕方は通勤通学で使う人が多い。そんな時間帯は当然のように混む。高齢者の利用が多いと思っていたが、朝夕は若い人の利用も多いのだ。

 また、浅草などの観光地を走るコースは当然のように観光客が多い。観光客が数人のグループだった場合、車内はあっという間にいっぱいになる。

 平日の昼間はおおむねすいている。この時間帯は高齢者や足の不自由な人の利用も多い。筆者は足が悪くなって初めて気が付いた。それは、乗り口や降り口についている手すりがとても役に立つということだ。

 この手すりのおかげで乗り降りはかなり楽になる。とはいえ、乗り口や降り口には段差があり、上ったり降りたりするのは結構大変だ。足が悪くなる前は普通に乗り込んでいたので全く気が付かなかったが、現在は足が悪い人でも簡単に乗り降りできる仕組みがあるといいと感じた。

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