さよなら交通系ICカード? 大阪メトロ・JR西日本の「顔認証式ウォークスルー改札」 JR東の新Suica構想に影響を与える可能性もあるのか?
ウォークスルー改札や顔認証システムの導入が進む中、鉄道や商業施設に新たな変革が訪れようとしている。特に大阪メトロの顔認証式改札が注目を集め、JR東日本の新Suica構想にも影響を与える可能性が高い。この流れを受け、クレジットカード不要の無人店舗が登場し、Suicaを軸にした「ストレスフリーな商業圏」が広がる未来が見えてきた。
新Suica構想に「西からの影響」が?
顔認証式ウォークスルー改札は、JR西日本の駅でもすでに導入が進んでいる。
最初に試験導入されたのは、2023年3月18日の大阪駅(うめきたエリア)。当初から一般利用が可能だったことが大きな話題を呼んだ。
「顔認証式改札で入場した場合、出口も顔認証式改札でなければならない」
という制約はあるものの、カードやスマートフォンを取り出す必要がないウォークスルー改札が2020年代前半に実現した意義は極めて大きい。関西はまさに「ウォークスルー改札最先端地域」といえる。
この流れは、JR東日本が推進する「新Suica構想」にも大きな影響を与える可能性がある。JR東日本は、Suicaのセンターサーバー化を進めることで、タッチアンドゴーに代わるウォークスルー改札や位置情報データを活用した改札を、今後10年のスパンで整備する計画だ。しかし、2025年2月28日時点で、新Suicaのウォークスルー改札にどのような技術が導入されるのかは明らかにされていない。
現在公開されているのは、スーツ姿の男性が自動改札機のない場所を跨ぐ簡素なイラストのみ。顔認証技術を採用するのか、Bluetoothを活用するのか、あるいは近年活用が模索されているUWB(Ultra Wide Band)を導入するのか。その詳細は不透明だ。つまり、JR東日本はまだ技術的な方向性を模索している段階にあるといえる。