渋滞に巻き込まれると「ファストフード」が食べたくなる? なんと年間120万回も増加! 不健康まっしぐら? ロサンゼルス研究が示す「渋滞の罠」とは

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渋滞が引き起こす健康リスク、特にファストフードの選択を増加させる要因となることが明らかに。ロサンゼルスでの研究に基づき、1%の渋滞増加で120万回もの訪問増加が報告された。ドライバーの不規則な食生活や健康問題が深刻化する中、渋滞緩和とインフラ改革が求められている。

過労死労災、運輸業が最多

論文「Slow traffic, fast food:The effects of time lost on food store choice(交通渋滞とファーストフード:買い物時間のロスが食品店の選択に及ぼす影響)」(画像:Journal of Urban Economics)
論文「Slow traffic, fast food:The effects of time lost on food store choice(交通渋滞とファーストフード:買い物時間のロスが食品店の選択に及ぼす影響)」(画像:Journal of Urban Economics)

 ドライバーの健康問題は日本でも深刻な課題であり、特に運送業のドライバーにおいて肥満の割合が高いことが以前から指摘されている。この肥満に起因する健康問題や事故は、すでに社会的な問題として認識されつつある。

 厚生労働省が2024年6月に発表した2023年度の「過労死等の労災補償状況」によると、「脳・心臓疾患に関する事案の労災補償状況」の請求件数で、上位3業種は

・運輸業、郵便業:244件
・卸売業、小売業:135件
・建設業:123件

となっており、職業ドライバーの労災件数が際立っている。この傾向は過去10年以上、常態化している。

 運送業ドライバーの不規則な食生活は、長時間の運転に起因している。運転中に食べる時間を確保するため、食事の際には満腹まで食べる習慣がついてしまうことが多い。また、慢性的な運動不足もこの問題を悪化させる要因となっている。

 長時間運転による健康リスクは、運送業ドライバーに限らず多くの人々にとって無視できない問題である。その解決策のひとつとして、

「おにぎり」

が有効であるかもしれない。ご飯さえ炊けば簡単に作れるおにぎりを長距離ドライブ前に準備して持参すれば、外食の回数を減らし、過食を防ぐことができるだろう。健康面でも効果的な“ファストフード”として、おにぎりの利点を活かすべきである。

 さらに、渋滞時の時間を有効活用するためには、より高度で安全な自動運転技術の導入が不可欠である。

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