カーオーディオの音質「バッテリー交換」でアップするってMaji? 高性能バッテリーの驚くべき効果とは
カーオーディオの音質向上を目指すドライバーの間で、高性能バッテリーの交換が注目を集めている。特にリチウムイオンやAGMバッテリーが音質向上に寄与する理由を探り、車両全体の性能向上にもつながるそのメリットを解説。
音質向上に寄与する理由

高性能バッテリーが音質向上に寄与する主な理由は、
・内部抵抗の低さ
・安定した電力供給能力
にある。従来の鉛バッテリーは内部抵抗が高く、オーディオの音質向上には限界があるが、高性能バッテリーでは内部抵抗が低いため、カーオーディオ機器に必要な電力を瞬時に供給できる。このため、音の解像度や臨場感が向上すると考えられている。
パナソニックの「カオス」バッテリーを例に取ると、内部抵抗が従来の鉛蓄電池と比較して低く、急激な電流の変化にも追従しやすくなっており、オーディオの性能を最大限に引き出しやすくなっている。
また、大容量バッテリーを採用することも音質向上に寄与する。バッテリー容量が大きいほど、同時に複数の電装品を使用しても電圧低下を最小限に抑えることができ、オーディオに安定した電力を供給し続けることが可能になる。これが音質向上に繋がるのだ。
さらに、高性能バッテリーの効果は音質向上にとどまらず、車両全体の性能向上にも寄与する。内部抵抗が低いため、エンジン始動時のセルモーターを回す際の電圧降下が抑えられ、スムーズなエンジン始動が可能になる。また、充電制御車では、発電機が回っている間のバッテリー充電時間が短縮され、これらの特性は車両の全体的な性能向上に貢献し、結果としてカーオーディオの安定した動作環境を提供することに繋がっている。