速度メーター近くに点灯!「スパナマーク」どういう意味? 放置すると危険? 日常点検をする人「9.5%」しかいない現実とは

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車両のオイル交換は安全運転に不可欠だが、点検が後回しになりがちだ。近年、スパナマークがオイル交換時期を通知し、事故のリスク軽減に貢献している。国土交通省の調査では、日常点検を実施している人はわずか9.5%にとどまり、スパナマークの普及が重要な役割を果たす可能性が高い。

さまざまな種類の警告灯・表示灯

Mazda(マツダ2)のスパナマークの表示灯(画像:山口マツダ)
Mazda(マツダ2)のスパナマークの表示灯(画像:山口マツダ)

 インストゥルメントパネル(インパネ)には、車両の状態を示す警告灯や表示灯が備わっている。これらは車両に異常や故障が発生した際、あるいはドライバーが正しく操作していない場合に点灯・点滅する。そのため、見慣れないマークが突然表示され、驚いた経験のあるドライバーも少なくないだろう。

 警告灯や表示灯は、ドライバーに警告や注意を促す役割を持つ。マークのデザインはメーカー共通のものもあれば、メーカーごとに異なるものも存在する。しかし、点灯・点滅する際の色は国際規格(ISO)で統一されており、

・赤色:危険
・黄色:注意
・緑色:安全

を示す。これにより、ドライバーは直感的に危険度を判断できる。

 また、警告灯のなかには、車両の異常を知らせるものだけでなく、メンテナンス時期を通知するものもある。近年では「スパナマーク」を表示する車両も増えており、ネット上では

「突然スパナマークが出たが、どうすればいいのかわからない」
「スパナマークを消す方法は?」

といった声が多く見られる。では、「スパナマーク」はどのようなタイミングで点灯・点滅し、どのように対処すべきなのか。本稿で詳しく解説する。

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