サービスエリアの「飲食店」は今後消滅する? 長距離ドライバー激減で生き残る道はあるのか? 変わる高速道路の風景を考える
自動運転トラックの普及が、高速道路のサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)の姿を一変させるかもしれない。長距離ドライバーの減少により、SA・PAの飲食店は収益基盤を失い、深夜営業の撤退が進む可能性がある。一方で、新たな物流拠点化や観光地化といった変革の道も開ける。
変わるSA・PA、変わる高速道路の景色

自動運転トラックが普及すれば、高速道路のSA・PAはこれまでの形を維持することが難しくなる。飲食店が減少し、深夜営業の店舗が次々と撤退することで、かつて賑わいを見せていたSA・PAの風景は一変するだろう。
しかし、同時に新たなビジネスチャンスも生まれる。物流拠点としての機能を強化するのか、観光・レジャーの新たな拠点として生まれ変わるのか——SA・PAの未来は、時代の変化にどう適応するかにかかっている。
この変革の波を、危機と捉えるか、機会と捉えるか。自動運転の時代におけるSA・PAのあり方を巡る議論は、これからさらに活発化していくだろう。