「交通費0円」で旅行できるって本当? なんと行き先の自治体が負担! しかも経済効果2倍以上の実績、アプリ「FreeTraffic」の仕組みとは
遠方旅行の交通費を自治体が支援する新たな試みが注目を集めている。ポイントアプリ「FreeTraffic」は、北海道当別町でのポイント還元事業を開始し、実証実験では41人の旅行者に対し、自治体の交通費負担額の2.32倍に相当する経済効果を確認。これにより、旅行者の移動ハードルを下げ、地域経済に新たな活力をもたらす可能性が示唆されている。
自治体が支援する交通費

遠方への旅行は、その地域に強い関心がない限り、実現が難しい。何しろ、交通費は決して安くはなく、可処分所得(税金や社会保険料などを差し引いた後、実際に自由に使える所得)からその費用を捻出しなければならない。徒歩や自転車での移動であれば話は別だが、車や鉄道、飛行機を使うとなると、その分の料金がかかる。
そこで、自治体が交通費を支援するという提案がある。
現在、そのコンセプトに基づいたアプリが、提携自治体とともに事業を展開している。ポイントアプリ「FreeTraffic」は、
・自治体
・飲食店
・宿泊施設
などが提供する予算を活用し、旅行者に交通費分のポイントを配布する取り組みを実施している。