スバル1位、レクサス2位、トヨタ3位! 信頼性で圧倒的な「日本車」、でも満足度で欧米ブランドに完敗するワケ
米国「コンシューマーレポート」の最新調査で、日本車は信頼性で圧倒的な強さを見せる一方、満足度では欧米ブランドに大きく差をつけられた。特にリヴィアンやBMWが高評価を得る中、日本車が満足度向上に向けて取り組むべき課題とは何か。
リヴィアンが満足度2年連続1位

一方、満足度が高いブランドとしてリヴィアン(米国)、BMW(ドイツ)、テスラ(米国)、ポルシェ(ドイツ)などが上位を占め、日本車の最高位は5位のレクサスにとどまった。信頼性ランキングで1位だったスバルは8位に位置し、トヨタは13位、ホンダは14位、アキュラは19位と、日本車は満足度ランキングで下位に留まっている。
満足度の評価項目には
・快適性
・車両性能
・キャビン収納
・燃費を含むランニングコスト
・インフォテイメント
などがあり、2年連続でリヴィアンが1位に輝いている。電動スポーツタイプ多目的車(SUV)市場の先駆者であるリヴィアンは、快適性やランニングコスト、ユーザビリティの面で高い評価を受けている。
テスラは、先進的なテクノロジーと革新的なインフォテインメントシステムが支持され、BMWは「駆けぬける歓び」というブランド理念に基づく運転の楽しさが満足度を押し上げている。
日本車は信頼性において高い評価を得ており、安心感や実用性では優れているものの、運転の楽しさや所有欲を満たす点では欧米ブランドに劣る傾向が見受けられる。特に若年層や電気自動車(EV)購入を検討している層において、この傾向が顕著になっている。