「思いやり駐車場」 、約9割の人が「よく知らない」という残念現実! すごく便利なのになぜか

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「思いやり駐車場」の認知度が低く、誤利用が後を絶たない現状。JAF調査によると、優先駐車場を利用した13%が注意を受ける結果に。妊産婦や高齢者、障がい者のためのこの制度、実はもっと広く知れ渡るべきである。

制度認知不足、利用証の掲示が鍵

駐車時に“利用証”をルームミラーにかけている自動車(画像:埼玉県)
駐車時に“利用証”をルームミラーにかけている自動車(画像:埼玉県)

 東京都福祉局のウェブサイトによると、パーキング・パーミット制度で利用できる「障害者等用駐車区画」は、次の2種類がある。

・車椅子使用者用駐車施設:利用者が乗り降りしやすいよう、幅が3.5m以上
・優先駐車区画:通常の駐車区画と同じ幅(約2.5m程度)または約3m程度

 これらの利用方法や対象者の範囲は、各地方公共団体によって異なる。そのため、どの駐車スペースを利用できるか事前に確認しておいた方がよい。利用証を持っていても、誤って注意を受けることがあるからだ。

 JAFが実施した「思いやり駐車場に関するアンケート」では、優先駐車場を利用した1690人のうち、

「13%(221人)」

が「利用対象者と気づかれずに注意を受けた」と回答し、3%(64人)が「利用対象者と気づいた上で注意を受けた」と答えている。この結果から、多くの人が注意を受けていることがわかる。

 この原因は、パーキング・パーミット制度の認知度が低いことにあると考えられる。実際、ネット上でも、

「マタニティマークをつけて優先駐車場を利用した際、お年寄りから『ここは子連れ優先のところではない』と怒られた」
「スーパーの優先駐車場に止めたら、警備員から『ここはダメだ』と言われた」

といった声がある。多くの人は「車椅子などの障がい者は優先駐車場を利用できる」という認識を持っているが、他の「歩行が困難な人」も利用できることはあまり知られていないのが現状だ。

 今後、各地方公共団体はより積極的に啓発活動を進める必要がある。また、利用証を持っていても、すぐにわかるようにしないと、他の利用客から

「迷惑駐車」

と思われる可能性がある。警備員に注意される手間を避けるためにも、利用証は車のルームミラーにかけるなど、外から見えるように掲示することが望ましい。

 妊婦や高齢者などが安心して利用できるように、この記事を通じて多くの人がパーキング・パーミット制度への理解を深めるきっかけになることを期待している。

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