「思いやり駐車場」 、約9割の人が「よく知らない」という残念現実! すごく便利なのになぜか
「思いやり駐車場」の認知度が低く、誤利用が後を絶たない現状。JAF調査によると、優先駐車場を利用した13%が注意を受ける結果に。妊産婦や高齢者、障がい者のためのこの制度、実はもっと広く知れ渡るべきである。
地域によって異なる利用証の申請方法

パーキング・パーミット制度を利用するには、利用証の発行が必要だが、全国一律の制度ではなく、各地方公共団体によって申請方法や有効期限が異なる。そのため、自分が住んでいる地域の制度内容をあらかじめ確認することが重要だ。
確認後、定められた要件を満たしていれば、申請窓口にて申請書や身分証明書、母子手帳などの必要書類を提出すれば、利用証が発行される。
例えば、最初に導入した佐賀県では、「佐賀県パーキング・パーミット制度(身体障がい者駐車場利用証)」という名称で、申請窓口は県庁の社会福祉課や各市町の福祉課などだ。
妊産婦に発行される利用証はオレンジ色で、有効期限は原則1年未満で、特別な理由がない限り更新できない。交付要件は、妊娠7か月から産後3か月で歩行が困難な人が対象となり、多胎児の場合は妊娠6か月から産後18か月で歩行が困難な人に適用される。
筆者の出身地である山梨県では、「やまなし思いやりパーキング制度」という名称で、申請窓口は県内各市町村の福祉担当課や県福祉事務所だ。
妊産婦にはオレンジ色の短期利用証が発行され、母子健康手帳交付日から出産後1年6か月まで、多胎児の場合は出産後3年まで有効だが、いずれも「乳幼児が同伴の時に限る」という制限がある。
地域ごとにルールは異なるが、該当者は申請をすることで、日常生活での負担を軽減できる可能性がある。