「思いやり駐車場」 、約9割の人が「よく知らない」という残念現実! すごく便利なのになぜか

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「思いやり駐車場」の認知度が低く、誤利用が後を絶たない現状。JAF調査によると、優先駐車場を利用した13%が注意を受ける結果に。妊産婦や高齢者、障がい者のためのこの制度、実はもっと広く知れ渡るべきである。

制度は子育て世帯の味方

利用証があれば妊産婦も利用できる優先駐車区画(画像:埼玉県)
利用証があれば妊産婦も利用できる優先駐車区画(画像:埼玉県)

 パーキング・パーミット制度は2006(平成18)年に佐賀県で導入され、2023年3月末時点で41府県と2市が採用している。この制度には全国統一の基準はなく、名称や規定に若干の違いがあるものの、どの地域でも妊産婦向けに利用証が交付される。

 母子保護法によると、妊産婦は

「妊娠中又は出産後1年以内の女性」

と定義されている。この時期、筆者は体調の変化に悩まされていた。特に妊娠後期は胎児が成長し、おなかが前方に大きく張り出すため、バランスを取るのが難しく、その負担は想像以上に大きかった。短い距離であっても歩行に困難を感じることが多かった。

 出産後は、体調が完全に戻らないまま育児が始まり、小さな赤ちゃんを連れての移動は、身体的・精神的な負担が大きかった。

 このような状況下で、妊産婦がパーキング・パーミット制度の対象となり、施設の入り口に近い場所に駐車できることは非常に助かる。また、産前だけでなく産後も利用可能であるため、子育て世帯にとって大きな支援となる制度である。

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