「なんでこんなに遅いの」 スターリンク導入で「機内Wi-Fi」が劇的に進化する根本理由
現在、多くの航空会社で導入されている衛星通信による機内Wi-Fi。ユナイテッド航空が導入する、スペースX社の衛星通信「スターリンク」は画期的だ。その実態とは?
航空業界の大変革
多くの航空会社でWi-Fiサービスが利用できるものの、実際には通信が遅く、天候や地域によって接続が不安定で、満足のいく使い勝手とはいえない状況だ。
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そんななか、注目を集めているのがスペースXが提供する「スターリンク(Starlink)」だ。ユナイテッド航空は他社に先駆けて、2026年からこの衛星通信を使った機内インターネット接続サービスをスタートさせることを発表した。
これは航空業界最大規模の契約で、1000機以上の機体でスマートフォンなどWi-Fi対応機器によるネット接続が無料で利用できるようになる。
また、ハワイアン航空も日本路線を含むアジアやオセアニア路線のエアバスA330型機にスターリンクの導入を完了したことを発表している。