なぜこの時期に? 中国南方航空 まさかの巨大機「A380」日本線に投入 その背景は

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新型コロナの影響で、国際線では減便はもちろん、平時より飛行機をサイズダウンすることが一般的だ。そのようななか中国南方航空が総2階建ての「A380」を飛ばし始めた。どういった背景が考えられるだろうか。

まさかの「A380」投入 どのような背景が考えられる?

中国南方航空の搭乗手続きを行う成田空港の第1ターミナル北ウイング(2020年9月、乗りものニュース編集部撮影)。
中国南方航空の搭乗手続きを行う成田空港の第1ターミナル北ウイング(2020年9月、乗りものニュース編集部撮影)。

 新型コロナの影響で、中国の民用航空局は3月26日から旅客便の制限を設けている。在中国日本国大使館によると、日本~中国の国際旅客便の場合、各社で各国1路線を週1往復までと定められている。また、1便あたりの搭乗率が75%以下になるようにも、当局側から条件づけられている。

 その後、6月からこの規制が緩和。一定条件を満たした航空会社は、1国につきもう1路線の増設を認めることなどが盛り込まれている。

 中国南方航空では、8月11日まで成田~瀋陽線の1路線を週1便運航していた。これについで、8月12日から追加で運航再開となったのが、今回A380型機が投入されている成田~広州線だ。なお、広州は同社の拠点空港でもある。

 ある航空会社の関係者によると、広州にはホンダの中国最大、日産の世界最大の拠点があるなど、自動車関係を中心にビジネス需要が高い路線のひとつとのこと。こういった需要もあり、国内航空会社でも9月24日(水)、JAL(日本航空)、ANA(全日空)も週1便で広州線の運航を再開すると発表している。中国当局側の便数規制に加え、こういった事情も今回のA380型機投入に関係している、という見方もできるだろう。

 なお、中国南方航空の日本支店は「担当不在」を理由に取材に応じていないが、10月以降もA380型機での運航を継続する方針と報じられている。(提供:乗りものニュース)

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