アジアは「グレーがかったグリーン」がくる? 自動車のカラートレンド最新版 BASF

キーワード :
明るくもなく暗くもないカラーが打ち出された。
アジア太平洋地区のキーカラー「ソーシャル・カモフラージュ」(画像:BASF)。
アジア太平洋地区のキーカラー「ソーシャル・カモフラージュ」(画像:BASF)。

 ドイツの化学メーカーBASFは2020年10月8日(木)、2020-21年版の自動車カラートレンド予測を発表した。

 BASFは毎年、今後3年から5年のあいだに登場する自動車のボディーカラーへ影響を、社会的変化や技術の進展などを踏まえて分析。地域ごとに複数のキーカラーを打ち出している。このうち、アジア太平洋地区から代表的な「グローバルキーカラー」として打ち出されたのが「ソーシャル カモフラージュ」。グレーがかったグリーンだ。

 アジア太平洋地区のカラーデザイン責任者であるBASFジャパンの松原千春さんによると、「明るくも暗くもなく、角度によってスモーキーになる浮遊するエフェクトの色のついたグレー」「きまぐれな若い世代の浮遊する自由な心と匿名のスタイルを色に表現したもの」とのこと。

 このほかアジア太平洋地区のキーカラーとしては、「ドリーム ファイター」と「アンノウン メタル」が打ち出された。前者はオレンジながらも、ピンクとカッパー(銅)を感じるような中間色のオレンジ、後者は、金属質感を持つパープルがかったグレーだそうだ。

「変化、行動、そして未来に対する前向きで柔軟な姿勢を反映しています。暖かみのある情緒的な色です。それらは単なる黒や白といった色ではなく、人間の感情のように、より曖昧で、流動的です」(BASFジャパン 松原さん)

 こうしたカラーコレクションは、自動車メーカーのカラーデザイナーが、新車のカラー展開を検討する「たたき台」として活用されているという。(提供:乗りものニュース)

全てのコメントを見る