自動車ディーラーが勧める「自動車保険」が割とお値段高めなワケ

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自動車保険は掛け捨て型であり、安い保険料にはリスクもともなう。免責金を設定すると保険料は安くなるが、事故時の自己負担が増加する可能性がある。等級制度も影響し、事故後の保険料が3年間上昇することも。ダイレクト型保険は安価だが、保険内容に注意が必要。損害保険は充実させるのが賢明である。

高額プランの裏に潜む真実

自動車ディーラーに関する情報。職業情報サイト「キャリアガーデン」より。賃金構造基本統計調査より作成(画像:ノードプレース)
自動車ディーラーに関する情報。職業情報サイト「キャリアガーデン」より。賃金構造基本統計調査より作成(画像:ノードプレース)

 年間数万から10万円以上を無駄にしたくないというのは、多くのユーザーの一般的な考えだ。

 筆者も同様に、買い物の際にはコストパフォーマンスの高い商品を探す。自動車保険のようにほとんど使う機会がないものであれば、できるだけ安く済ませたいと思うのは当然だ。ただし、安くしすぎると、いざというときに大きな負担になる可能性があるため、バランスには注意が必要だ。

 最近では、テレビCMでもよく見かけるインターネット型の自動車保険が普及している。以前は、損害保険会社の代理店やディーラーで加入するのが一般的だったが、ここ10年ほどで市場は変化してきた。

 とはいえ、保険知識が乏しいユーザーにとっては、お勧めプランを提供する代理店を通じて加入することが安心感につながるだろう。筆者がディーラーに勤務していた頃、顧客に自動車保険を提案する際には、会社が設定したお勧めプランを提示していた。

 お勧めプランは補償内容が充実しているため、どうしても割高になる。ユーザーから

「保険料が高い」

との声をよく聞いたが、保険料が高ければ保険会社の手数料収入も増えるため、営業マンが高額な補償プランを提案するのは自然なことだ。ただし、彼らはユーザーを食い物にしようとしているわけではなく、

「親切心」

からそうしていることを理解してほしい。補償を充実させることで、万が一のときにユーザーに過剰な負担をかけないように、過去の業務経験から得たプランを提供しているからだ。

 むしろ、十分な補償が受けられることで、ユーザーの満足度が高く、お勧めプランを提案しているのだ。

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