ミニバンが大好物? 自動車ディーラーが「マイルドヤンキー」に狙いを定めるワケ その購買心理とは
先日、SNSに投稿された某自動車メーカーの大型ミニバンの販売マニュアルが話題になった。そこには「マイルドヤンキー」を意識した姿勢が垣間見られた。
自動車メーカーのターゲティング戦略

先日、X(旧ツイッター)に投稿された某自動車メーカーの大型ミニバンの販売マニュアルの画像が話題になった。そこには、
「マイルドヤンキー」
を戦略ターゲットとして開発すべきだ、といったような記述があった。
マイルドヤンキーの定義は以前から存在していたが、メーカーがそれを名指しするのは意外だった。このターゲティングは成功したのだろう。確かにオーナーの多くがマイルドヤンキーのイメージと一致している。
今回は、マイルドヤンキーの定義を再確認し、筆者(宇野源一、元自動車ディーラー)の見解を述べる。
マイルドヤンキーの特徴

マイルドヤンキーとは、博報堂ブランドデザイン若者研究所(当時)の原田曜平氏が2014(平成26)年に提唱した造語だ。まず、マイルドヤンキーの
・一般的な定義
・自動車メーカー(あるいはディーラー)が抱くイメージ像
を確認しよう。前者を要約すると次のようになる。
・「絆」「仲間」「家族」という言葉が好き
・“地元”(家から半径5km)から出たくない
・クルマ(特にミニバン)が好き
・エグザイルが好き
・ショッピングモールが好き
皆さんの知人や同級生にこんな人がいるかもしれない。
・生まれ育った町を離れずに生きている人
・少しヤンチャで地元を愛している人
といえばイメージしやすいだろう。反社会的な行動や不良行為を行う“ガチヤンキー”とは異なるのだ。