ミニバンが大好物? 自動車ディーラーが「マイルドヤンキー」に狙いを定めるワケ その購買心理とは

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先日、SNSに投稿された某自動車メーカーの大型ミニバンの販売マニュアルが話題になった。そこには「マイルドヤンキー」を意識した姿勢が垣間見られた。

自動車メーカーのターゲティング戦略

自動車ディーラーのイメージ(画像:写真AC)
自動車ディーラーのイメージ(画像:写真AC)

 先日、X(旧ツイッター)に投稿された某自動車メーカーの大型ミニバンの販売マニュアルの画像が話題になった。そこには、

「マイルドヤンキー」

を戦略ターゲットとして開発すべきだ、といったような記述があった。

 マイルドヤンキーの定義は以前から存在していたが、メーカーがそれを名指しするのは意外だった。このターゲティングは成功したのだろう。確かにオーナーの多くがマイルドヤンキーのイメージと一致している。

 今回は、マイルドヤンキーの定義を再確認し、筆者(宇野源一、元自動車ディーラー)の見解を述べる。

マイルドヤンキーの特徴

2014年1月に出版された、原田曜平『ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体』(画像:幻冬舎)
2014年1月に出版された、原田曜平『ヤンキー経済 消費の主役・新保守層の正体』(画像:幻冬舎)

 マイルドヤンキーとは、博報堂ブランドデザイン若者研究所(当時)の原田曜平氏が2014(平成26)年に提唱した造語だ。まず、マイルドヤンキーの

・一般的な定義
・自動車メーカー(あるいはディーラー)が抱くイメージ像

を確認しよう。前者を要約すると次のようになる。

・「絆」「仲間」「家族」という言葉が好き
・“地元”(家から半径5km)から出たくない
・クルマ(特にミニバン)が好き
・エグザイルが好き
・ショッピングモールが好き

皆さんの知人や同級生にこんな人がいるかもしれない。

・生まれ育った町を離れずに生きている人
・少しヤンチャで地元を愛している人

といえばイメージしやすいだろう。反社会的な行動や不良行為を行う“ガチヤンキー”とは異なるのだ。

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