隣に座る「トナラー」より迷惑? 電車で異常にもたれかかってくる「寄りかかラー」という現代の闇
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通勤電車でもたれかかる「寄りかかラー」にはヒエラルキーがあり、女子高生やイケメンに甘い傾向がある。心理学的には、脳がリフレッシュされ、アイデアが豊富で、大物である可能性が高いが、電車内では迷惑な存在でもある。
寄りかかりは脳の回復

ところで、寄りかかラーには心理学的に特徴があるという。どんな人たちなのか。その前に、寄りかかるのはどんな状態にあるのか。睡眠について整理しよう。
睡眠には、
・レム睡眠
・ノンレム睡眠
がある。夢を見るときはレム睡眠にある。またノンレム睡眠はレベルがわかれている。
人は寝始めると、まずノンレム睡眠N1に入り、N2、N3と深い眠りに移行していく。そしてそれをN2、N1と戻ってきてからレム睡眠となる。これがワンサイクル、およそ90分である。
N1、N2、N3と眠りが深くなるほどに、体の力が抜けていく。N2のレベルで船をこぐようになり、隣の人にも寄りかかってしまうと、日本リカバリー協会代表理事で博士(医学)の片野秀樹氏が語っている(2024年5月3日付『PRESIDENT WOMAN』)。
行動健康科学の専門家である川西由美子氏は、ノンレム睡眠を、
「人体の25%のエネルギーを使う脳を休息させる最大のチャンス」
と説明する(2017年3月21日付『日経ビジネス』)。短時間であってもノンレム睡眠で脳が回復することから、寄りかかラーは「常に仕事にリフレッシュした脳で臨める可能性が高い」ことになる。川西氏は
「むしろ電車の中で色々考え事をしながら起きている人より、厳しい企業社会に適応し、新しい発想やアイデアが出やすい人」
「できる人材になる素養がある」
といったポジティブな評価をしている。
ただ、寄りかかラーであっても
・会議中に居眠りをする人
・お酒を飲んで眠る人
については例外となるという。