北陸新幹線・大阪延伸で「交野市」の地下水がピンチ? トンネル工事で守れるか市民の水源、市から「鉄道・運輸機構は耳を傾けて」の悲痛声
北陸新幹線の大阪までの延伸にともない、大阪府交野市は、工事を担当する鉄道建設・運輸施設整備支援機構に地下水調査を要請した。市の水道水の8割を占める地下水が枯渇する恐れがあるためだ。
交野市の懸念、トンネル工事の影響

北陸新幹線の大阪延伸は福井県敦賀市の敦賀駅から日本海沿いに福井県小浜市へ進み、そこから南下して京都府へ入る小浜・京都ルートに決まっている。京都府で京都市の京都駅、京田辺市の松井山手駅付近を通ったあと、大阪府内を進んで大阪市の新大阪駅へ向かう。
鉄道・運輸機構が2019年に公表した環境影響評価方法書では、4km幅で設定された大まかな大阪府内のルートに交野市の大部分が入った。交野市付近ではおおむね
「深さ40m以上」
の大深度地下にトンネルが整備されるとなっている。
交野市の山本景市長は新幹線工事が地下水に影響を与える恐れがあるとして、7月に市議会全員協議会で報告するとともに、大阪市淀川区の鉄道・運輸機構事務所を訪れ、地下水への影響調査を求める嘆願書を提出した。
天野が原西公園で話を聞いた近所の主婦(62歳)は
「地下水に影響が出たら、市民は生活できない。新幹線を通したいのなら、影響を未然に防げるよう万全の措置を取るべきだ」
と不安をぶつけた。