西武新宿線がどう見ても「都内屈指の残念路線」なワケ 都立家政駅の“各停1択”が示す限界とは?

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東京都内の鉄道は利便性が向上するなか、西武新宿線は取り残されている。再開発は進むが、根本的な複線化は見込まれず、状況の改善は難しい。

非複々線化・遅延常態化・駅ナカ整備遅れが残念

武蔵関駅(画像:写真AC)
武蔵関駅(画像:写真AC)

 西武新宿線は準急、急行、通勤急行、快速急行と各駅停車が同じ線路を共有している。複々線化されていないからだ。そのために、各駅停車に乗ると急行等の通過待ちが頻繁に発生する。

 複線の鉄道は、複々線化している場合に比べダイヤ調整や増便などが容易ではない。融通が利かない。そのことは、中井駅に各駅停車しか止まらない一因とも考えられる。

 遅延が多いことも西武新宿線の残念な要素となっている。上記の通過待ちの件もあり、朝のラッシュ時は急行等に乗客が集中し大変に混雑する。

 また、複々線化していない状況で過密ダイヤが組まれているため、1本の列車が少しでも遅れると全体への影響が大きくなる。さらに踏切が多いことも遅延を引き起こす原因となりうる。

 同じ西武鉄道の池袋線では沿線の駅ナカの整備や駅周辺の再開発が進んでいる。ところが、新宿線の23区内の駅は寂しい状況だ。

 西武鉄道には「エミオ」という駅ナカ商業施設ブランドがあり、池袋線の23区内11駅中8駅に設置されている。対して新宿線では14駅中、

・高田馬場駅
・武蔵関駅

の2駅にしかない(西武新宿駅には別名義の駅ナカ商業施設あり)。

 野方駅は2012(平成24)年に完成した比較的新しい橋上駅舎を有するが、以前あった小さなコンビニが閉店して以降、2024年7月時点で駅ナカ店舗はゼロだ。

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