隣に座る「トナラー」より迷惑? 電車で大股開きの邪魔者「股ラー」という現代の闇
国際的な騒動となっている電車内での「股開き」問題。ニューヨークでは男性の26%が足を開いて座り、サンフランシスコでは500ドルの罰金。日本では迷惑行為ナンバーワン。欧米の対策は極端で、スペインでは禁止。
ニューヨーク「股ラー男性」26%超
股ラーは、海外では大問題になっている。英語では
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「マンスプレッダー(Manspreader)」
と呼ばれる。このマン(Man)は人間ではなく、男性を意味する。股を大きく広げる男性といったところだ。行為は「マンスプレッディング(Manspreading)」となる。
これらは2008年頃にネットで広まり始めた用語であり(2023年12月5日付『NEW YORK POST』)、2015年にはオックスフォード英語辞典に追加された。
ニューヨークでは股ラーの統計データを取っている。ニューヨーク市立大学ハンター校の学生らが2016年、地下鉄の乗客40人の行動や人口統計学的特徴を調査した。その結果、
「男性の26%以上(女性は5%未満)」
が股ラーだった(2023年12月8日付『Newsweek』)。年齢層は30代が最も多かったという。