女性ドライバーは「自己本位」「甘えが強い」 40年前の公的調査が偏見まみれでアウト過ぎる件
昭和時代の運転に対するジェンダー偏見が色濃く、女性ドライバーに対する批判が多かった。1982年と1989年の調査では、女性ドライバーへの否定的意見が多数を占めていたが、平成時代に入り、女性ドライバーの増加とともに評価は改善している。
昭和の女性ドライバー観

調査では、女性ドライバー観を男性、女性の両方に聞いている。まず1982年の調査報告にあった総論的な文言だ。
「男性ドライバーから見た女性ドライバー観というものは、女性ドライバーの持つ自己本位、甘え、対応のまずさといった特性で代表され、程度の差こそあれ、女性の女性ドライバー観もほぼ似た様な傾向を示している。すなわち、女性ドライバーも自分たちのもつ弱点を自認しているという点は注目してよい」
具体的な点についても辛辣(しんらつ)な言葉が並ぶ。
「女性が普通乗用車にくらべて軽乗用車を安易に考え、気らくな気持ちでハンドルを握っている」
「一般に女性ドライバーは男性ドライバーほど脇見による事故が少ないのは、脇見をする様な余裕がないから」
「橋とか駐車中の車といった様な動かない対象を、より危険であると判断し、反対に動いているものにそうした配慮がない」
という外部の調査結果から、
「情報の選択、判別にたけていない」
「潜在的危険を読みとる能力に欠けている」
と、バカとでもいいたげな表現が並んでいる。態度としては、女性自身のアンケートでの回答から、
「相手がゆずってくれる、とまってくれる」
「前の車についていけば安心して右左折できる」
「男性は女性ドライバーに親切にすべきだ」
と考えているとし、依存傾向が強いとされた。
「女性ドライバーには、他の車への依存的な傾向が強いが、運転場面では男女同じように運転に責任を持たなければならないことから、運転場面ではまったく対等な立場であるとの認識が、早い時期に女性にも男性にも確立されていくことを期待するものである」
という記述が、なんともいえない気持ちにさせる。