「EV墓場」が米国にも出現? ネット上でテスラ新車の“屋外放置”画像が話題、販売低迷がもたらした新たな辛らつな光景とは

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2024年第1四半期、テスラの販売台数は前四期比20%減、前年同期比9%減と発表された。テスラは大量の未納車EVを抱え、米国内外で「EV墓場」の光景がSNS上などで拡散している。

需給見極めに迫られるEVメーカー

2024年5月23日発表。主要メーカーの電気自動車(BEV/PHV/FCV)販売台数推移(画像:マークラインズ)
2024年5月23日発表。主要メーカーの電気自動車(BEV/PHV/FCV)販売台数推移(画像:マークラインズ)

 ミズーリ州セントルイスの場合、大量のEVが放置されているショッピングモールの近くにあるテスラのサービスセンターには、135台を保管できるスペースがあるが、普段は半分程度しか使われていなかったようだ。サービスセンター近くのショッピングモール跡地には約400台が放置されているというから、通常70台程度だった在庫が短期間で数倍に増えたことになる。

 米国市場でのEV販売失速を裏付けるデータとして、在庫の回転日数を見ると、乗用車の平均が78日であるのに対し、EVは136日であり、EVの回転率は

「乗用車の2倍」

近くまで悪化していることがわかる。

 テスラに関しては、すぐに新モデルを投入できる見込みはなく、今後の販売はモデルYとモデル3に頼らざるを得ない。いずれも目新しさに欠け、車両価格を下げる以外に販売台数を飛躍的に伸ばせる要素はなく、見通しは暗い。今後、テスラの“EV墓場”が全米に増殖する可能性が高い。

 世界的にEV販売が失速しているなか、テスラのようなEVメーカーが大量の在庫を抱え続ければ、“EV墓場”のような光景があちこちに出現することも考えられなくはない。EVメーカー各社は、需給を見越して抜本的な生産調整を迫られる局面に差し掛かっているのではないか。

 EVの新型車開発の見直しや延期・中止の可能性も出てくるなか、最新の需給状況を読み解くことは、EV販売の減速に直面する今、喫緊の課題である。SNSに投稿され、世界中に拡散した大量のテスラEVの放置シーンは、こうした問題を端的に示すものであり、一種の警告として受け止めなければならない。

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