テレビ・ラジオでおなじみ 「交通管制センター」って何をするところ? なぜ全国75都市にもあるのでしょうか

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テレビやラジオでおなじみの交通管制センターは、全国75の主要都市にある。収集したデータをもとに道路を管理・規制し、広く交通情報を提供している。

交通管制システムの効果

交通管制センター(画像:神奈川県警察)
交通管制センター(画像:神奈川県警察)

 では日本全国に巨大なネットワークを張り巡らしている交通管制システムは、具体的にどのような効果をもたらしているのだろうか。その効果は大きくわけて四つ挙げられる。

 まずひとつめは「交通渋滞の緩和」だ。システムは収集した情報に基づいて、信号機をコントロールし、交通整理・誘導を行っている。それにより渋滞や混雑を緩和しているのだ。

 ふたつめは「交通公害の防止」。交通渋滞が緩和され円滑な交通が促進されることにより、停止や発進による排ガス・騒音公害の減少に貢献している。

 三つめには「交通事故の防止」が挙げられる。内閣府による「事故類型別交通事故発生件数(令和3年)」によれば、1位は追突事故の9万3098件であり、構成率30.5%を占めている。なかでも興味深いのは、2位の「出会い頭による衝突事故」が2011(平成23)年以降横ばいであるのに対し、追突事故が少しずつではあるものの、

「減少傾向」

にあるという点だ。

 もちろん、衝突防止装置の普及など交通管制システム以外の要因も関係するため、システムだけの効果で事故が減少しているとはいい切れない。しかし、交通渋滞が緩和されることにより、追突事故などが発生しかねない危険な状況を減らすことができているのは事実だろう。

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