タイヤ・ホイールはもはや「ネットショップ」で買う時代? 取り付けも心配しなくていいワケ

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過去3年間にネットでカー用品を購入した人は50%にものぼる。これまでは主に実店舗で購入されていた。しかし、なぜオンラインでの購入が増えているのか。

ネット購入利用者が増加

陳列されたタイヤ(画像:写真AC)
陳列されたタイヤ(画像:写真AC)

 近年、ネット購入が急成長を遂げている。PCやスマートフォンの普及や、コロナ禍の巣ごもり需要も手伝って、急速に身近なものになった。今では、家にいながらにしてありとあらゆるものが手に入る。

 カー用品も例外ではない。カー用品とはクルマに追加する部品や、運転、乗車、メンテナンスに使用する物品を指し、具体的には

・タイヤ
・アルミホイール
・タイヤチェーン
・ドライブレコーダー
・ETC
・カーナビ
・ワイパー
・窓ガラス用撥水剤
・エンジンオイル
・バッテリー
・ヘッドライトバルブ・ランプ
・マフラー
・サスペンションなどのスポーツパーツ
・洗車用品
・芳香剤
・車載充電器およびアクセサリー

などだ。現在は、カーメンテナンスに必要なアイテムから、ドレスアップパーツに至るまで通販で購入可能となっている。カー用品は通販専門の店舗もあれば、オートバックスやイエローハットのように実店舗を構える店舗の商品も通販で買うことができる。

 そもそも、カー用品業界は他の業界に比べてECに適していない。実際、2022年度のカー用品業界のEC化率は

「3.98%」

と全産業の9.13%に比べて著しく低い。その理由は、カー用品は購入後取り付けが必要な物が多く、

「そのアイテムが自分の車と適合するかどうかの判断が難しい」

ことが挙げられる。また、カー用品の中には

「自分で取りつけるのが困難」

なものがある点も、要因のひとつとして考えられる。

 これらの理由からカー用品はネット購入に向かない商品が多いのだ。しかし、カー用品だけをピンポイントで見てみると、2014年は1.98%で飛躍的にEC化率が上がっていることがわかる。

 マイボイスコム株式会社が2020年5月に実施した「カー用品に関するアンケート調査」でも、直近3年間にカー用品を買った人は5割にものぼっていた。これまで実店舗での購入が主だったカー用品。一体なぜネットでの購入が増加しているのだろうか。

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