「ハイブリッド車は売りやすい」 EV登場後も、ディーラーがHVの優位性を全然疑わないワケ【リレー連載】ハイブリッド・ア・ゴーゴー!(7)

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日本におけるHVの新車販売台数は、リセールバリューの高さなどから今後も高い傾向が続くと予想される。その理由をディーラーが解説する。

メーカーの販売戦略の影響

燃料別メーカー別登録台数(乗用車)2024年3月(画像:日本自動車販売協会連合会)
燃料別メーカー別登録台数(乗用車)2024年3月(画像:日本自動車販売協会連合会)

 一方、ガソリン車の販売比率が高いメーカーは、スバル、スズキ、ダイハツである。環境に優しいディーゼル車のラインアップが多い三菱、マツダもHVより多い。これらのメーカーもHVを生産・販売しているが、販売戦略やユーザーニーズとマッチしていないこともあり、販売台数は伸びていない。

 EVとHVのいいとこ取りともいえるプラグインハイブリッド車(PHV)は、日本では三菱とトヨタの2強状態だ。PHVの販売台数も今後伸びることが予想されるが、

「どっちつかずな作り」

となっているため、HVほど市場は拡大しないと筆者(宇野源一、元自動車ディーラー)は予測している。

 化石燃料を使わないEVについては、国内メーカーの販売はそれほど強くない。国内メーカーのEVと聞くと、日産のリーフ、アリア、サクラのイメージが強いだろうが、トヨタやスバルもEVを開発している。ホンダも展開していたが、撤退している。

 JADAは輸入車とひとくくりにして数字を公表しているが、国産EVの販売台数をすべて合わせても、輸入車に勝てないのが現実だ。その背景には、海外メーカーのEV開発戦略や国の施策がある。

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