「トヨタに謝らなければ」 HVが英国トップ3独占、モルスタのアナリストも間違い認める真っ青現実【リレー連載】ハイブリッド・ア・ゴーゴー!(5)
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英国での電気自動車販売台数トップ5(2023年1月~9月)を見てみると、“EV先進国”としてはやや意外な結果となっている。
消費者の声、トヨタの選択

2024年1~2月の英国の新車登録では、
・EV:15.8%
・PHV:7.9%
・HV:13.0%
のシェアだった(SMMT英自動車工業会)。
PHVはバッテリーが大きく価格が高いが、コンセントで充電ができ、電気だけでも数十km走行が可能である。HVは家庭で充電ができないが、車体の価格が安く、燃費がいい。
英国の経済専門日刊紙であるフィナンシャル・タイムズは、
「トヨタがHVに賭けたのは最初から正しかったのか」
と題した記事を掲載した(2024年2月26日)。
そこには、モルガン・スタンレーのアナリストであるアダム・ジョナス氏(同社マネージング・ディレクターとしてグローバル・オート&シェアード・モビリティ・リサーチをけん引)は、政府のアグレッシブな規制と消費者の好みを根拠に、HV市場がすぐに廃れるとしていたが、2024年2月になって
「トヨタに謝らなければならない」
と自身の予測の誤りを認めたとある。たしかに、EVが買えるかどうかは別として、CO2を減らすHVよりも
「ゼロに近いEVこそ新しい、かっこいい」
という空気があったように思う。米自動車購入者向け情報サイトエドマンズ(Edmunds)のインサイト部門の責任者、ジェシカ・コールドウェル氏も、消費者はHVが
「セクシーともクールとも感じなかった」
とする。
トヨタがHVを「CO2削減」「内燃エンジンの終焉(しゅうえん)を引き延ばす」という「いいとこ取り」と捉えていたのに対し、消費者はHVを「中途半端」と感じていたのかもしれない。