北陸新幹線「敦賀延伸」 総事業費1.7兆円の代償とは? 「早く着く = 良い」ってビジネスマンの発想ですよね

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モビリティの新しい世界へ、楽しく乗り出そう――。いつものニュースにはもう飽きた。だからこそ、本連載では新たなモビリティへの案内を始めたい。ゆるくても、本気。非専門ライターが描く、ユニークな目線と世界がここにある。

空路を使えば同じ時間で移動可

北陸新幹線(画像:写真AC)
北陸新幹線(画像:写真AC)

 延伸の結果、東京~福井間はこれまでより33分早い

「2時間51分」

で結ばれることになった。が、東京~福井間は新幹線に乗らなくても、もともと羽田空港から石川・小松空港を使えば同じぐらいの時間と費用で移動できた。

・東京駅~羽田空港:30分
・羽田空港での待ち時間:40分
・飛行機での移動:70分
・小松空港~福井駅:60分

といった計算だ。

 東京~敦賀間についてはさらに意味がなく、東海道新幹線を使って米原経由で向かえば、北陸新幹線より早く安く移動できる。無論、敦賀の人たちが東京に来る場合も、同じことがいえる。となると、

「何のための延伸だったのか」

私にはさっぱりわからない。敦賀市は人口6万6000人の小さな町だ。きっと自然が豊かでご飯もおいしい、よいところなのだろうけれど、1兆7000億円もかけて新幹線を通す必要があったのか、甚だ疑問である。お金の使い方を間違えていないだろうか。

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