日本初のテスラ付き「賃貸マンション」は成功するか? ジャーナリストの私が感じた大きな疑問と可能性とは
日本初のテスラ付き賃貸マンションが東京・恵比寿にオープンする。欧米ではEV離れが問題視され、シェアリングカーの管理が懸念されている。また、EVと賃貸住宅の相互連携により、災害時のEV活用方法も模索されている。
レンタカー会社「EV離れ」という懸念

一般的に、クルマは個人の所有物であり、大切に維持管理されるべきものである。例えば、社用車を複数人で使用し、日々の使用ですぐに汚れたり傷んだりする問題を経験した人も多いのではないだろうか。
それに加えて、ここ数か月で気になるニュースが飛び込んできた。欧米のレンタカー会社の電気自動車(EV)離れである。不特定多数が利用するレンタカーでは、EVの維持費が高いというのが理由だ。EVは通常のクルマとは異なるシステムや手順が必要なためだ。
カーシェアリングのレベルなら、維持費はそれほど高くないのではないかという意見もあるだろう。しかし、複数人で利用する以上、通常の自家用車以上に日常的な手入れが必要なのは確かだ。車内での飲食は禁止するのが望ましい。
とはいえ、こうした日常の使い方や簡単な維持の不安が解消されれば、自由に使えるEVは私たちの生活にゆとりをもたらしてくれるに違いない。これまで自家用車を所有したことのない人たちが、これを機にクルマへの関心を高めれば、同様のカーシェアリングサービスを導入するマンションが今後増えていくかもしれない。
さらに、こうしたマンションをビジネスの場として活用するのであれば、テスラEVの存在は大きな武器になる。テスラは顧客の移動手段としてだけでなく、商談の入り口としてもかなり強力なツールになるだろう。