中央道の「車線数」が少なすぎる件

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魅力たっぷりの中央道だが、筆者がどうしても苦言を呈したい点がある。それは、中央道を利用する上でデメリットとなる点である。

筆者が考える車線計画

小仏トンネルの位置(画像:OpenStreetMap)
小仏トンネルの位置(画像:OpenStreetMap)

 ここで、筆者が考える中央道の車線を、区間ごとにズバリ書いてみよう。

 まず、起点からしばらくの区間は、いうまでもなく全区間片側3車線が理想である。仮に、他の路線と同じ距離を3車線で走ることが最も理想的だとすると、甲府市の手前で起点から100kmに達するため、甲府昭和ICまでは片側3車線とするべきではないか。

 少なくとも、起点から都内の区間は片側3車線にしてもらいたい。中央道は首都圏を起点とする他の路線と異なり、起点からしばらくは東京の市部を走る特徴がある。近隣の人口規模や交通量は東京23区よりも少ないとはいえ、首都である東京を走る高速道路が片側2車線のままというのは、いかがなものだろうか。

 起点である高井戸ICから東京最後のICである八王子ICまでの中央道は、大都市近郊区間に指定されており、交通量の多い。八王子ICを過ぎると高速道路の料金体系が変わるため、八王子料金所が設置されている。

 そのため、八王子料金所までは片側3車線に拡幅してほしい。もっといえば、八王子料金所の先には、渋滞ポイントとして有名な小仏トンネルがある。小仏トンネルは現在工事中で片側3車線に拡幅される予定だが、このトンネルまで片側3車線にできないだろうか。
 そして、小仏トンネルから上野原ICまで3車線区間を延長すれば、既存の3車線区間と交差し、起点から大月JCTまで3車線区間となる。各区間の交通量や渋滞ポイントを考えると、これが最も現実的な理想だろう。

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