EVの普及は「車両」が先か? それとも「充電インフラ」か? 各国悩ます根深いジレンマ、改めてデータから考える
EVの車載バッテリーを充電するには、専用の充電器が必要だ。鶏(EV)が先か、はたまた卵(充電器)が先か。
適切な充電器の種類と密度

充電器には低速と急速、自家用と公共用といった種類があり、
・充電電圧
・コンセント形状
・制御システム
にも違いがある。また、どの充電器がどれだけ必要かは、
・立地条件
・住民の生活様式
によって異なる。
例えば、一戸建て住宅の割合が高く、職場に充電器がある地域では、家庭での充電がメインとなり、公共充電器の需要は少ない。逆に、集合住宅が多く、充電器の設置が難しい地域では、公共充電器の需要が高い。
低速充電器は機器も電気代も安いが、満充電まで8時間以上かかり、急速充電器は機器も電気代も高いが、1時間以内に充電が完了する。どちらを選ぶかは、コストと利便性のバランスだ。
世界平均は、公共充電器1台につきEV約10台である。国単位では、
・平均以上:オランダ4.3台、中国8.3台
・平均を少し下回る:フランス12.5台、日本14.3台
・平均を大幅に下回る:英国20台、米国、ドイツ/スウェーデン25台、ノルウェー33.3台
と、その差は大きい。