千葉県「成田市」の秘めたる可能性 インバウンド県内宿泊は半数以上を占拠、国際空港立地の強み生かせるか

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千葉県は観光面で“日本の象徴”なのか。県内の外国人宿泊客は成田市が55.7%と半数以上を占める。

武器としての「原風景」

房総半島の風景(画像:写真AC)
房総半島の風景(画像:写真AC)

 その一方で、今は地域の資源を見直すべき時期ともいえる。近年のインバウンドの急増にともない、

・リピーター
・長期滞在者

が増加、大都市や大型観光地ではない地方観光地への分散化がいわれている。

 NYタイムズの「2023年に行くべき52か所」の2位に盛岡が選ばれたように、日本好きのインバウンドが求めているのは

・リアルな日本文化
・日本の原風景

を感じられる場所で、外国人インフルエンサーも大型観光地ではなく、まだあまり知名度の高くない地域を推薦している。

 房総半島は急峻(きゅうしゅん)な山間部を持たないため、ダイナミックな景勝地が少なく、温泉地も幾つかはあるもののさほど有名ではない。復元した城郭はあるが、歴史的史跡も多くはない。

 しかし、里山や漁港など日本の原風景を感じさせる景観が多く残っており、農業や漁業の盛んな土地であることから豊かな食文化が存在する。地元食材を使用し、収穫体験もできる。グランピング施設もできており、人気を呼んでいる。

 千葉県は、中心都市である千葉市でさえ未来的都会感は少ないものの、外国人から見た日本らしさが残っている。今こそ、千葉県が培ってきた資源を活用し、地域観光を活性化させるときだ。その意味でも、「CHIBA City」が日本の象徴”として外国人に認知されることを期待している。

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